2012-12-06

三学期が終わる

JMGP4808三学期終了まであと1日。生徒は約1週間前から休みに入っています。
学年末試験の結果に1学期、2学期の成績を加味して成績をつけます。これらの計算方法も全てシラバスが指定しているので機械的に計算し、成績結果から「合格=進級」「不合格=留年」を成績表に記載していきます。前年に留年した生徒は自動的に次の学年に繰り上げ(TRANSFER)られます。生徒も繰り上げがわかっているので2年目の学年の時はあまり真剣に勉強をしていないようで1年目より2年目の成績が悪い生徒が結構な割合でいました。一念奮起して勉強を頑張った根性のある素晴らしい生徒もいましたが。


約1年半をかけてエクセルを使用しての成績表発行システムもなんとか完成の域に達し、業務効率化の手助けができたようです。成績表の発行は明日完成すればいいのですが、なんと今回は3日前にできました。必修科目の某教員が全く採点をしておらず8年生、9年生全員の成績がつけられない状態に陥ったにもかかわらず、です。(この問題は科学分野の教員を中心に手分けをして採点をして解決しました)
このシステムは、学校管理業務統合システムという位置づけの”School Link”が来年より本格稼働するはずですので用無しになるでしょうし、なってほしいです。このシステムの真の目的は「Excelを使ったことのない同僚に対してのトレーニング」の一環として作ったのでこの1年半余りでその目的は十分達成できたと考えるからです。入力の方法、エクセルでこんなことができるという紹介(展示)、印刷の仕方など業務を通じて学んでもらいました。あと4~5年後にはこのナミビアでも「Wordは使えて当然、Excelや他のソフトを使って業務ができるかどうか」が判断基準の一つになると予測しています。ほとんどの同僚、特に若い世代は教師から別の業界への転職を考えている傾向にあるのでこられのことが少しでも役に立てればありがたい。まだまだExcelに関してマスターしてもらうことはたくさんありますが。

今日はクラス担任が中心となって成績表を生徒の元へ郵送するための封筒への宛名書きと生徒が紛失した教科書に対する請求書作成が主な業務です。ここでも、教科書管理システム(エクセルを使っての簡易データベース)が役に立ちました。今まではだれがどの教科書を紛失したか完全に把握JMGP4806-001しておらず、「誰かの教科書を奪って返却しても御咎めなしで返却したことになる」状況でした。システム導入後はだれがどの教科書を貸与され、返却したのかしていないのかをしっかり把握できるようになりましたので堂々と請求書を送ることができます。今年紛失した教科書は344冊で日本円にして約37万円です。教員の一般的給与の約10ヶ月分。ここを把握できるようになったのはかなりの進歩で、金額換算したことで今まで教科書管理に乗り気でなかった同僚も本腰を入れて管理業務に協力をしてくれるようになりました。「見える化」の効果は素晴らしい。

明日は、教師だけの終業式。神父様に来ていただきお祈りをして軽く打ち合わせ。その後教室を片づけ解散の予定です。最後まで気を抜かず三学期を無事終えたいです。

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