2012-08-09

あっという間の7月終了~下旬編~

担当の授業で、プリンタの原理を説明しました。一般的には使いそうもないプロッターなどの説明も含めて。シラバスに書いてあるから仕方ない。その流れで感熱紙についての説明。レシートなんかも感熱紙の一種なんだけどインクは紙にあらかじめ塗られていて、熱を加えることで印字されるという仕組みが生徒はなかなか理解してくれない。想像もできないみたいです。
ということで、かなり乱暴な説明ですが、小学校のときにやったような「あぶりだし」をしてみることにしました。生徒やったことないっていうんだもん・・・。
1-JMGP3399
準備したものは、レモン100%果汁・筆・紙コップ・空き缶・蝋燭、紙、バケツ一杯に水、です。
生徒を4つのグループに分け実験開始の前に安全指導。
教室に入る前に「火を使うから気をつけろ。まず燃えやすい上着を着ている生徒は脱げ。髪は後ろに束ねろ。万が一紙が燃えてしまった場合は落ち着いて床の上に置け。間違っても放り投げるな。火が自分に燃え移るぞ」と。
グループに分かれて座った時も、安全指導。
「今日は、火を使うぞ、何に気を付ければいいんだ?第一に・・・ 第二に・・・ 第三に・・・?」と質問形式で答えさせる。その後、紙にレモン果汁で自分の名前を書かせて乾くまで待つ1-JMGP3407
その間にデモンストレーションで、お手本(になっていないけれど)を見せる。
その後、あぶり出しのために蝋燭に火をつける段階に進む。その前にまた安全指導
「火を使う実験だね。何に気を付ければいい?」各グループに配った蝋燭に火をつける前にそれぞれ回答させ、正解なら火をつける。そしてあぶり出し開始。
結果、男子グループほぼ全滅。ほぼ全員が紙を面白がって燃やしてしまい終了。「紙が燃えたからもう一枚くれ」なんていった生徒もいたけれど、燃えたんじゃなく燃やしたんです。
却下。
あれだけいってもまだ、火のついた紙を放り投げ大笑いしている生徒も。そしてレモン果汁の浴びせあいも始める。混沌の教室、到来。
これは実験中止かな、と頭によぎった丁度そのとき、校長が授業の様子見に来てくれた。あらかじめ宣伝していたのが功を奏した。もうばっちりタイミングで生徒を校長に引き渡しました。通称、校長室送り。レモン果汁のようにしっかり絞ってもらいました。

女子グループは、自分の名前のほかにをいろんな柄も書いて(あー、女の子らしい)あぶり出し。綺麗なあぶり出しに成功。ここで、カメラで記念撮影といきたいところでしたが、安全面を考えてぐっと我慢。カメラ見たら一直線に向かってくることはこの一年半で理解できていますから。
のこり5分で、どうしてあぶり出しができるのかの説明を行い、授業終了。
生徒の役に立ったかどうか、自信はないのですが本人たちが楽しめたようなのでそれで良しとしましょう。

0 件のコメント: