2012-06-30

最近の出来事を振り返ってみる(後編)

試験対策、始めました

日本では、中学・高校を卒業するとき、厳格な卒業試験はありません。特に、義務教育である中学校では。
ナミビアでは、小学校7年・中学校3年・高校2年のシステムを現時点で採用しており、中高それぞれの最上級生となる10年生と12年生にはNational Exam(卒業国家試験)が課せられているのです。つまり、合格しないと卒業資格が得られないわけです。
赴任先の学校の合格率はといいますと、昨年度実績でなんと52%。(一昨年は30%)ほぼ半分近くの生徒が不合格なのです。合格した科目はそのまま保留され、次の年に不合格科目を受験し合格することで卒業資格取得を得られる救済措置はとられていますが、それでも一発合格するにこしたことはありません。
ということで合格者を一人でも多くするため、過去4年分の過去問をそれぞれの単元ごとにバラし分析、参考書兼問題集として編集しなおしました。分析結果からわかったことは、日本の公立高校受験問題でもそうですが、出題の傾向として1年生・2年生で習得すべき単元からの出題が多かったということ。日本の場合は60%程度ですが、ナミビアはなんと90%近かったのです。これは大発見。8年生、9年生も対象にできる、というわけで、毎週行っている「土曜塾」のネタとしてとりあげ、そこで解説と演習を繰り返せば余裕で合格水準にもっていこうという目論見を立てました。
現在のところ4回で延べ14人の生徒しかきておりませんが、基本の計算が理解できていない生徒には基礎からきっちり個別フォローし、問題が解けるようになるまで教えています。その甲斐あってか、問題が解けるようになり、満足な顔をして帰っていくところを見るとこの計画はうまくいっているようです。解決すべき点は、出席率が異常に低いということでしょうか・・・・。

校長宅パソコン1年がかりで修理完了

たまにはPCインストラクター的なことを。赴任してしばらく後、校長から「家のパソコンが調子悪いからみてくれる?」と言われ軽い気持ちで引きうけたパソコン修理。
みてみれば、ウイルス満載。ウイルス消去したら今度はログインできなくなった・・・。一個一個確かめることなく、全消去したのが間違いの自爆。再インストール、という流れになったのですが今度はインストールディスクがない、見つけたらみつけたで、傷だらけ。傷の修復。そうこうしているうちに今度はDVDドライブが動かなくなる、買いに行く。という日本なら一週間もあれば終わる作業がなんと1年程度かかる。やっと動くようになりましたとさ。
校長は結局自分のノート型パソコンを購入して使っています。
ウイルス侵入の原因となったご子息はゲームの禁止されました。
今はナミビアでも指折りの名門校に通っています。

最後に、文字ばっかりでは面白みに欠けるので写真です。


1-JMGP2183
牛テールの赤ワイン煮
(Usakosの町はずれにあるレストランにて)
1-JMGP1975
ホステル(寮)の真向かいにできたレストラン。
値段も他に比べて手頃なので、たまの外食時に利用させてもらってます。
プレオープンの時の写真。

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