2012-01-21

パソコン、届く。

DSC01173赴任先から出された要請の中に「教職員へのPC指導」も含まれています。

前任者は、教育省のプログラムが推進されたのもあり放課後に資格取得のための講習会のフォローをしたようですが、私はできる環境ではありませんでした。
資格取得をすると、取得者にノートパソコンが支給される条件だったのですが、3名合格し結局届いたパソコンは、1台で同僚のモチベーションが低下していたこと、同僚のパソコン講習に使用する機材が足りない(生徒用のパソコンは授業にのみ使う、と言う方針が打ち出され使用できない)状態であったからです。

そこで、赴任当初からJICA事務所に対し『隊員支援経費』を利用してのパソコン導入をお願いしていました。支援経費の支出条件に合わせるため、学校の予算等の見直しから始め総額の半分以上を支出、残りをJICA負担とするスキームを練り、学校のレター手配、同僚への講習会計画作成等(集合講習だと出席率低下の懸念から個別指導方式を採用)、調整員の御指導もいただきながら約10ヶ月かけて承認の運びとなったのです。この話を学校に一番最初に持掛けた当初は、けんもほろろでしたが相手が根負けするまで日参すれば何とかなるものですね。(特に予算面)

さて、届いたパソコンを有効利用するためにセットアップをも講習内容に組み込みました。第一回目の講習会です。これはさすがに個別講習といかず集合講習です。講習用の資料の作成もほぼ終わり、実機で最後の確認作業をしようと準備した直後オチがまっていました。

インターネット回線が使用不可となったのです。

理由は、上部組織(教育委員会みたいなところです)回線料金未払い。ファックス回線をつかってインターネットにつなげているので当然ファックスも使えない事態に。回線自体は、前回の全国選挙のために教育省管轄ではない国の地方組織が引きこみ、了解を得てそのまま使わせてもらっているのです。つまり、別の省庁系列が所有している回線です。どこでどう話が食い違ったのか、今になって「別省庁がもっている回線料金払う必要ないんじゃね?」と言う感じになったようです。「ようです」と憶測なのは、学校長が問い合わせても、学校主任が問い合わせてもイマイチ要領を得る回答が得られていないからです。

上部組織の揉め事に現場が巻き込まれるのは世界共通ですね。

今になって講習内容の練り直しの必要がでてきたのは、なんとももはや・・・。

※現在、校長が上部組織の諸々の手配が遅いので調整のために出張中です。

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