2011-08-11

国が違えど悩みは同じ?

現在、ナミビアの学校は試験期間です。私が赴任する学校は

科目

日本語訳

必修/選択

備考

English

英語

必修

英作文多し

Afrikaans

アフリカーンス

選択A

 

KKG

ダマラ語

選択A

独特の舌打ち音4種

Oshindonga

オシドンガ語

選択A

採点は免れた

Physical Science

物理

必修

半分算数

Life Science

生物

必修

 

Geography

地理

必修

 

History

歴史

必修

 

KWP

タイピング

選択B

実学

Home Science

家庭科

選択B

実学

Accounting

簿記

選択B

実学

Agriculture

農業科

選択B

実学

Entrepreneurship

起業科

選択B

実学

Life Skills

生活科

必修

賢い買物の仕方

Arts-in-Culture

美術

必修

塗り絵多い

Physical Education

体育

必修

単に外出て騒ぐだけ

RME

宗教道徳

必修

何故か違う教科の振替授業

Basic Information Science

雑談・・・

必修

同上

とこんな感じ。

農業・起業・簿記なんてのが面白いですね。農業は座学中心ですが野菜の作り方とかではなく「家畜の管理の仕方」が主です。家畜に耳タグつけるときの注意事項だとか追い方だとか。牧畜業が盛んな国だけありますね~。

起業科は、独自産業・国内企業がすくないので就職できるところを探すよりも手っ取り早く自分で事業を起こせ、というスタイルのようです。主に個人経営についてのケーススタディなんかをやってます。

日本だと、国・数・英・理・社・体・美・技/家の8科目で大体一週間くらいで試験が終わりますがこちらは1日1教科で3週間ほどかけて行います。試験時間は標準2時間ほど。時間割によっては受けるテストがない、というクラスもあります。これがナミビア流。

日本の生徒もそうでしょうが、ナミビアの生徒もテストとなると勉強を頑張ります。ただ日本と違って頑張るタイミングがちょっと遅い。試験1時間前くらいになんだかんだと質問に来る。いやさ、前日までにそれやっとこうよ。1日1教科もないんだからさ・・・なんて後の祭り。

試験時間中も緊張感に欠けます。

  • ペンがありません。持ってきてません。貸して。
  • 消しゴムありません、貸して。
  • 鉛筆ありません、貸して。
  • 計算機ありません、貸して。

ペン(一本一ナミビアドルもしません)も買えないくらいお金に困っているのかと思ったら大間違い。休憩時間中にはきっちりオヤツを買って食べている生徒が大半。新しいペンを一日貸すと、原型を留めないくらい破壊されて帰ってきますので貸しません。壊れたのと壊したのとは違います。

今回の受け持ちの生徒の合格数は前学期の約2倍。前学期は2クラスで2人だったのが5人になりました。バンザイ。大半の生徒が落ちているにもかかわらず、彼ら予想点数は実際にとっている点数の10倍くらい違います。130点満点中60点の予想をしている生徒の実際の点数は6点だったり。

そんなテスト期間も来週の金曜日で終わり。あと7回学校に行けば終わります。生徒の顔も「家に帰れる」感であふれています。溢れすぎて、消灯時間を一時間過ぎても走りまわっているのはいつものことか・・・。彼らはいつになったら「学習」してくれるのか頭を悩ませております。

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

ちょー、わかります。
貸して貸しての嵐。買うお金あるくせに買わないですよね。
そして何よりテスト勉強が何か分かってない。普通にサッカーとかして遊んじゃうしww休憩に入ったら騒ぐしww

Unknown さんのコメント...

おー、苦笑するしかないよねぇ。
テスト勉強のやり方をわかってないのかもしれないね。教科書を眺めるだけだしw

今日もテストをうけるのはわかりきっているのに文字通り「手ぶら」で学校に来た生徒。校長から本気の罰則食らってたよ。