6月3日。
学校主催で生徒のミスコンテストが開催されました。学校で開催されるのはこれで二度目。娯楽が少ない生徒・町の人にとっては出場する方も観客になる方も楽しみにしているイベントです。入場料を徴収して学校運営予算に充てるのも目的の一つ。
出場する女子生徒は、基本自己申告。(基本、と書いたのはその生徒の友人等から出場を勧められその気になるることもあるからです。)
シャイな生徒は絶対に出ません。自己申告する生徒は大張り切り。審査に必要な「水着」「カジュアルウエア」「ドレス」を友人一同で揃えます。そして前々日くらいに行われる写真撮影ではカメラマンとして頑張らせていただきました。写真を撮っていると、「私も、私も」と出場しない生徒が男女問わずアピールしてきます。当然、却下。
教員の車をきれいに洗い、ペイント。そして荷台にぎっちりのってウサコスの町(タウン、と呼ばれる旧白人居住地~ロケーションと呼ばれる旧黒人居住地)で宣伝。正直、乗りすぎです。出場しない生徒も乗ってます。
そして、当日。開催時間18時・・・になってもやっぱり準備に奔走してます。主な原因は出場生徒(半数以上)の遅刻。カウンターパートでもある同僚が遅刻するなとどんなに注意しても遅刻します。そんなこんなで90分遅れで入場受付~20時スタートでした。前回より30分早い。進歩進歩。私もカメラをセットしたり、プロジェクターの調整、会場で使うスライドの修正等々お手伝い。
エキサイトした観客が喧嘩をはじめて、警察を呼ぶことになったのは内緒の話です。
校長先生、おつかれさまでした・・・。
ミスコンテストの流れ。
- 水着審査
- カジュアルウエア審査
- ドレス審査
と3部門に分かれ、「衣装のセンスの良さ」「笑顔」「歩くスタイルの良さ」「観客の反応」を主な項目として審査員が1~10点の点数をつけその合計で勝者が決まります。女子生徒だけが注目を浴びそうですが、各審査の合間には男子生徒のダンスのパフォーマンスが行われます。裏方話だと出場生徒が着替える時間を確保する、大義名分は男子生徒にも日の目を見せてあげてもいいんじゃない?といったところ。
この日のために、特にホステルの生徒が消灯時間を過ぎても練習していたのは見逃せませんがね。ホステルの住人の安眠を妨害するかのごとく毎晩行われたダンスパーティってのはコソ練している生徒に関係ない生徒も加わってお祭り騒ぎになっちゃうというのが真相です。でも許せません。そのために学校に寝にくる羽目になっちゃうのだもの。
さてさて、一番持ち上がりを見せるのはドレス審査です。
エスコート役の男子生徒も出場者と共にがっつりオシャレして。本人たちは大真面目に「映画のワンシーン」を演出しようと頑張ります。演出に懲りすぎて熱いキスなんてのも飛び出します。(出場者がエスコート役を指名できる、といえばわかりますでしょうか?)
こんな感じです。一番熱いキスを演出した二人。(ブログ掲載は本人了承済み)前任者のSさん、みてますか~~(笑)彼ですよ、彼。
結局ミスコンテストは、G10の生徒が優勝。
優勝が決まって、景品授与式が行われてコンテストは終了。
・・・準備の時とはうって変わって終了して10分もしないうちに観客は全員帰っていきあとに残された世話役の同僚と私、そして校長だけがゴミだらけのホールを片付け、機材を搬出、入場料金の集計(〆て3153ドル30セント・・・おかしいよ!入場料は一人10ドル!)をして終わったのが午後11時ごろ。
長い一日が終わったのでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿