土曜数学塾(仮称)まで、あと3日となる。
第一回のテーマは「図形」。正方形の厚手の色画用紙に作図していくつかの図形を余すことなく切り取った。
- 直角二等辺三角形(大2 中1 小2)
- 平行四辺形(1)
- 正方形(1)
これをばらばらの状態で生徒に渡し、「正方形をつくれ」という問題を出す。
正方形が作れたら次の問題へ・・・と合計3つの問題を出す予定。
ヒントは与えず、自分の力だけでどれだけ辛抱強く考えられるか、を問いたいと考えている。
黒板には、”勉強の仕方:予習→授業→復習”の流れを書き、この流れが大切であることに気が付かせる狙い。
おそらく生徒は「超真面目」な授業を期待して(半ば覚悟して)来るだろうから少々拍子抜けるかもしれない。生徒の親御さんにしても同じ感想を持つことが予想される。
赴任先の学校の生徒の特性として
「深く考えずに、答えだけを求める。答えが明らかになるとわかった気になってしまう」
「基本問題は簡単だからやらない、応用問題さえできればよい」
という深刻な問題を抱かえている。
まずは、これを何とかしたいのだ。何とかしたいがために出した答えが上記の問題。
彼らが「考え続けること」の大切さに気が付いてくれればいいな、と淡い期待を持っています。
出席を促す仕組みとしては子供のころに夏休みのラジオ体操でつかっていた「出席票」のようなものも作ってみました。出席したら1個ハンコを押す。問題を解くごとに1個ハンコを押す。計15個。たまったらノートかペンくらいの学用品の賞品を考えています。
そして、課題が解けた生徒から順に(開塾後2時間程度経過してからボチボチと)ソロバンを教えても行く予定。赴任してから今までず~~っとほぼ「私が計算をしている姿を見せているだけ」の状態を続けたので生徒は気になって気になって仕方がないようです。「教えて」と言われても「ソロバンが1つしかないから他の生徒に不公平だからだめだよ~」と逃げていました。珠のはじき方はデモンストレーションしたことも多々ありますがね。
そこに9月末に届いた約30丁のソロバン。幾人かの生徒が興味津々に「たくさん届いたから教えてくれるんでしょ?」と言ってきてくれました。
算数の基礎を教え、ソロバンを通して数の概念を理解させ、計算能力の向上を目指す。ソロバンでも算数の基礎が知らず知らずに身に付く。
そんな塾を目指します。
目下の問題は・・・同僚の数学教員をどうやって巻き込むかです。「ぜひ協力したい」と申し出ていただいているのですが、結局何もお願いせずにここまで来たからなぁ。彼らにはNationalExam(国家試験:中学生版センター試験のようなもの)の過去問から良問題を拾いだす作業をお願いしてみるかな。
0 件のコメント:
コメントを投稿